コンセンサスアルゴリズム
Japan Open Chainは、ノード同士の協調を行うために、Proof of Authority(PoA)方式を採用しています。Japan Open Chainでは、ネットワークの信頼性を向上するため、日本において社会的信頼を獲得している最大21の組織がValidatorノードを務める運用体制を採用しています。
Proof of Authorityコンセンサス・アルゴリズムでは、「完全ファイナリティ」を担保することが可能であり、確率的ファイナリティしかないPoWやPoSよりも早く、確実に決済が行われます。例えば日銀は、「ファイナリティのある決済」とは、(1)受け取ったお金が後になって紙くずになったり消えたりしないこと、(2)行われた決済が後から絶対に取り消されないことを指すと定義しています。金融界からは、確率的ファイナリティは容易に受け入れられるものではないと考えられています。
なお、PoAは、PoWと同様にEthereum Foundationが開発する公式なアルゴリズムであり、主にEthereumのテストネットで長年運用されていた実績もあるほか、世界中の独自チェーン構築事例で幅広く利用されている実績があるものです。そのため、十分に安心して利用することができるアルゴリズムとなっております。